tab-mimi通信【2021年12月】

tab-mimi通信

いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。

いよいよ2021年も年の瀬。

大寒波の中、まだまだ忙しく予定の残る方も多いのではないかと思いますが、お体などくれぐれもご自愛くださいませ。

丁度一年前に作成したこのホームページも、まだまだ数少ない方の目に留まる程度なものの、多くの方のご協力により、少しずつコンテンツが増えてきました。

まちのことを調べたいなと思い、それをみなさまと共有したいと思ったのをきっかけに、このホームページのおかげで、私自身“まちづくり“というコンテンツにとても興味を持つようになりました。

コロナ禍の中、ご協力をいただきました多数の方々に心より御礼申し上げます。  

私自身も、何かまちの役に立てないかと色々勉強中でありまして、

ここ最近では、ある集合住宅の運営に携わってらっしゃる方とのご縁があり、そこで起こっている人と人との温かいつながりについて学ぶことが出来ました。 

UR千里青山台団地で住民さんが発行する『団地通信』の一節。田舎だとどうしても気になる“不便さ“も、工夫次第で温かみや価値に変わっていく気がします。

福岡県久留米市の『コーポ江戸屋敷』さんと、大阪府吹田市の『UR千里青山台団地』さんでは、管理人さんやビルオーナーさんがきっかけとなって、

住民さんと一緒に“みんなの憩いの場が作られ、そこに人が集まることで集合住宅自体の人気が高まるという現象が起きています。

そこで起きていることは、何か言葉にするのは難しいんですが、

“心の温もり“

だったり、

“仲間を想う気持ち“

だったり、逆に言葉にしてしまうのが勿体ないような豊かな気持ちの集積だったように思います。

まちづくりに参加する学生さん。

日本の集合住宅やマンションでは、一部田舎まちと同じような“空き家問題“が発生していて、建物の運営費の工面が難しいなどの問題が発生している所があります。

それに対して、人間関係の再構築、温もりあるコミュニティの醸造によって、事態が快方に向かっている事例が一部見られるようであります。

何か次の魅力を作り出すというアプローチではなく、古き良き下町のような人間関係を取り戻す。

そうしたことを都会の人々が先に取り組んでいるというもの面白いですよね。

我々の身の回りはそんなチャンスばかりなのに。

“新しいもの“や“便利なもの“によって解決を図ることは、いずれ生まれる

全ての“古いもの““不便なもの“をすべて否定するなんだなと、そろそろ気づいていかないといけないのかもしれません。

これまで、戦後日本を力強く復興してくださった先人のみなさま、元より、長い日本の歴史で、今我々が住んでいる土地を住みやすく人生を懸けて整備してくださったご先祖さま。

それが極まり、地球環境とのお付き合いを余儀なくされている現代は、今まで生み出していただいたものをありがたく、大切に大切に仲良く使っていくフェーズなのでしょう。

私たちは、それを知り、無理な成長を目指さなければ、

“のんびり、豊かな暮らし“がもう目の前にあるのかもしれませんよね。

料理の素材はふんだんに揃っているのですから、

『自分たちの幸せは自分たちでつくる』

その想いだけあれば、きっと私たちの理想の生活はいつか手に入るのだと勝手に思っています。

私自身も、来年をそういうものを手に入れるための実践の年と定めて行動していきたいと思います。

この【編集後記】も、ステキなビルオーナーさんや管理人さん、住民さんの影響を受けて、このホームページを作っている私の想いや考えが少しでも伝わればと思って始めました。

毎月末に書いていきたいと思います。気が向いたらご覧くださいませ。

田布施の耳たぶ管理人:田原淳嗣

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