愛いっぱい ヒューマンパワーの直売所〈田布施地域交流館 – 丸山真理子さん〉《後編》【人物百景@たぶせ】

人物百景@たぶせ

人物百景@たぶせ、第6話は…

地域の直売所、田布施地域交流館の丸山さんからお話を伺ってきました。

名前:丸山 真理子 (まるやま まりこ)

プロフィール:田布施地域交流館のレジグループ主任として、直売所の開業当時から現在まで勤め続ける看板娘。

”ヒューマンサービス”を標榜し、直売所を利用する購買者だけでなく、生産者にも同じように寄り添い、徹底した真心尽くしをすることで、これまで直売所甲子園優秀賞(2013、2015)、『新たな販売戦略部門』金賞(2019)、『がんばる中小企業・小規模事業者300』選定(2014)などの数々の受賞歴を支えて、田布施町だけでなく、広域の購買層、生産者から支持される直売所の運営を支えている。

紹介・アクセス – 田布施地域交流館紹介・アクセス | 田布施地域交流館紹介・アクセス – 田布施町の農水産物直売所ですtabuse.biz

(聞き手・撮影・記事=田原)

※写真は一部田布施地域交流館からご提供をいただいておりますので、無断での転用はお控えください。使用をご希望の方はご連絡をくださいませ。

こちらは後編です。前編はこちら↓ ↓↓

愛いっぱい ヒューマンパワーの直売所〈田布施地域交流館 – 丸山真理子さん〉《前編》【人物百景@たぶせ】 | 田布施の耳たぶ (tab-mimi.com)

健康野菜が地域をつくる

交流館の生産者に寄り添った取り組みは、一般的なサービスを超越した、地域の活力づくりを根幹とした、基礎からしっかり固めていく取り組みです。

この低硝酸野菜、たぶせ健康野菜のブランド導入についても、理事長さんはじめ交流館メンバーさんの地域へのあふれる愛情の表れだそう。

直売所って、安心感や新鮮さに続いて、さらには美味しさがどうしても求められがちなようですが、

野菜の“美味しさ“という基準は生産者さん、消費者さんにとっても千差万別。

さらに、“食べてみないと分からない“という美味しさの要素は、消費者の方々にとって不安要素である事は否めません。

そんな中、交流館のメンバーの方々で様々な研究を重ねてたどり着いたのが野菜の低硝酸化。

美味しい、栄養がいっぱい、人体に安全なたぶせ健康野菜 – 田布施地域交流館

この、たぶせ健康野菜の規格に合格した野菜は、有機栽培で安心、安全なだけでなく、硝酸含有量が低い事により、野菜のエグ味がなくなり、アミノ酸やビタミン含有量、糖度も高くなって美味しさや栄養価が増す。

また、硝酸塩による成人病リスクも低減されるなど、それ以外にもたくさんのメリットがあり、

我々消費者にとっては大きなメリットなのです❣️

ちなみに、たぶせ健康野菜の硝酸含有量の基準値は1500ppm以下となっておりますが、この値は、世界で最も厳しいとされるEU規制よりも高い目標なんですよ❣️(EUでは、ホーレン草の場合で2500ppm以下)

う〜ん、野菜は絶対交流館で買いたいですね!!

こうしたことを積極的に研究して突き止められた反面、ただ規格化して基準を強いたのでは生産者さんの反発必至なのは容易に想像がつきますが、

先ずは研究チームや先進農家さんが主体となってブランド委員会を立ち上げ、実績を上げるとともに、誰でも扱いやすい測定機器の選定など、吟味に吟味を重ねてから、

350にも及ぶ組合加入の生産者さんに対して、講習会の開催や肥料、認定に向けた手引きなど、

一人ひとりの生産者さんに寄り添ったブランド展開により、

見事にたぶせ健康野菜のブランドの導入に成功❣️

低硝酸野菜に個人的に取り組む生産者さんはいるものの、団体として導入に成功したのは田布施地域交流館が唯一の事例なんですよ✨✨

直売所甲子園2013.2015優秀賞受賞!- 田布施地域交流館全国直売所甲子園 優秀賞 受賞 | 田布施地域交流館全国直売所甲子園 優秀賞 受賞 – 田布施町の農水産物直売所ですtabuse.biz

そうした取り組みが、直売所甲子園での優秀賞連続受賞など、輝かしい評価の源泉にあるのです。

まるで、野菜を丁寧に丁寧に育てるように、愛情を注ぎ続けられる取り組み。

もちろん、丸山さん率いるレジグループの皆さんも、低硝酸野菜の説明がちゃんとできるようにお勉強を積み重ねられ、オリジナリティあふれるヒューマンサービスを実践されてます。

このマークのついたお野菜は、田布施地域交流館で購入可能です。

いつの間にか巻き込まれた”まちづくり”

いろんな方々とお話をしていると、まちづくりには私のように積極的に首を突っ込んだタイプの方もいれば、いつの間にか巻き込まれたタイプの方もいらっしゃるようで・・・

丸山さんはまさに後者タイプだそう(笑)

丸山さん) :交流館の職員になんとなく応募したところから、オープンからの混雑が続くにつれ、

思ったよりも忙しいかな?

思ったよりも地域の期待感があるな?

とか、みなさんの感謝や想いを受け取りながら、

納品してくれる生産者さんや、嬉しそうにお買い物をしてくれる地域の方々のことを見てると、なんかほっとけなくなってきて。笑

一つひとつのサービスから、交流館だけでなく、田布施町の未来のこととかまでだんだんと気になるようになってきたんですよ。

オリジナリティやより良いサービス提供を求められる中で、

一日一日、目の前のサービスに集中すること。それが、交流館に関わる全ての人々の喜びにつながると今は思ってますね。

まだ陽の登らない6時前から、交流館の職員さんたちは、続々と仕事場に来て開店の準備を始められます。8時の開店に向けて、6時過ぎには徐々に生産者さんが生産品を持って交流館にやってきます。

大量の生産品たちが、たくさんの方に求められてその手に渡るのを待っている。

丁寧に、愛情を込めて陳列や整理整頓、様々な調整と開店準備を進めて、

オープンの8時には人だかり

大盛況の午前中の作業を終えて、ちょっと客足の落ち着く午後からも、明日の段取りや様々な片付け作業、野菜の整理や予約の調整など、あっという間に閉店時間の16:30がやってくる毎日。

それでも、理事長さんの

『地域のためにオリジナリティを出したサービスを提供しよう!

人の温もりが伝わるサービスに全力を尽くそう!』

という大号令に共感して、この交流館の開館からずっと、率先して愛情を注いできた様子を伺う事ができました。

激務の間にはオンライン上での仲間である、全国直売所研究会のリモート会議などにも積極的に参加されて、新たなサービス提供のために、どんどんと新しい事例やアイディアを吸収されているそうです。涙ぐましい努力!!

これから先の地域の未来は、

『どうしたら喜んでもらえるだろう?』

とか、

『どうしたら役に立てるだろう?』

とか、試行錯誤しては愛情を注ぎ続けようとする人がいるかどうかで決まるように感じました。

だって、田布施の生産者はみんな楽しそうで元気ですから。

人と人との心をつなげる”場”づくり

丸山さんをはじめ、交流館のメンバーの方々で描く地域の未来の中で、なかなか厳しいのが田布施への来訪者の方があまり多くないこと。

交流館のすぐそばには広島-田布施間の往復高速バスがあり、絶好の環境にありながらも、現状では

田布施から広島へ行く人はいるものの、広島から田布施へ来る方は少ない模様。。

田布施の特産品を生かして、

2月にはフードスタジアム広島へ、牡蠣鍋やイチゴの出展をしたり、田布施地域おこし協力隊のブログ – アメブロ『この土日はひろしまフードスタジアムへ☆』この土日は、ひろしまフードスタジアムへ☆広島市民球場跡地にて行われている、RCCひろしまフードスタジアムにて田布施町もブース参加してます田布施産のいちごを…www.google.co.jp

夏時期にはマツダスタジアムでイチジクを使った特産品の出展をしたりなどの出張販促戦略や、

田布施においても古墳ツアーいちご狩りツアーなど、様々な企画はするものの、なかなかヒット企画まで成就はしない。。

いくらヒューマンサービスの交流館が盛り上がっていても、まちの中に同時多発的に面白いことが起こっていかないと、まち全体の活力には繋がらないよなぁ〜と、お話を聞きながら思いました。

それでも、これまでご紹介した通りの人の温もりを大事にしたヒューマンサービスによって、田布施地域交流館は田布施町内だけでなく、

近隣の広い商圏に支持されて、その裾野を拡大中!!

直売所仲間からビックリされるくらいの、切り詰めに切り詰めたコストカットと、誰にとっても有益なヒューマンサービスは、本当に広く愛され、そのお陰で、このコロナ禍にあっても、

多くの方から支持され続け、しっかり事業が継続できる。

これは我々消費者の安心な暮らしや、生産者さんの生活基盤をも支えることのできる、交流館があればこそ!!

生産者、消費者のことを第一に、常に真心を注ぎ続けられた交流館の取り組みが、自治体の枠を超えて広く認知、支持されて、さらに我々地元民の生活基盤が支えられる。

今の不安定な世の中にあって、本当に必要なものは厳粛なルールや規制だけではなく、

人と人との心がつながる、暖かいコミュニケーションが生まれるような“場“、そのものなのかもしれませんね。

そんな交流館に、また新しい施設が2020年春に誕生していました。

桜並木の道のカフェ”sakura-mishi(さくらみち)”

交流館)に2020年6月、イートインスペースとカフェを兼ねた

Sakura-michi(さくらみち)

がオープン!!

こちらももちろん、丸山さん率いるレジグループのヒューマンサービスのうちのひとつだそうです!!

私もさくらみちで何度かスイーツを購入しましたが、何がいいって、このさくらみちのすぐ前の田布施川の川辺空間がとてもキレイに整備されているんですよね~。

このさくらみちがオープンしてから、若いお客さんも増えたようで、とても納得!!

交流館の手作りお弁当やオリジナルパンにお菓子、さらにはさくらみちでスイーツや軽食が楽しめて、詩情公園でのんびりゆっくりして一日を過ごすコースはたくさんの人に愛される鉄板コースなのです!!

さくらみちのオススメメニューはこちら‍!!

先日、3月15日に500件の応募の中から選ばれたこのパフェの名前は…

いちごDARAKE

絶対インスタ映えするこの迫力のパフェ…

どれくらいの大きさなんだろう…

イチゴは何個使われてるんだろう…

パフェの構成はどうなっているんだろう…

気になるので、みんなでぜひ食べに行ってみましょう

さくらみちではもちろんそれだけに留まらず、

レジグループメンバーさんのお見事な黒板アートに、

外のステキな風景✨✨

そして、変わらない交流館レジグループの暖かいヒューマンサービスで、

田布施の名産品を強力にバックアップしています!!

愛あふれるヒューマンパワーの直売所

地域の直売所の枠を飛び越えて、全国的な活躍と、近隣広域に支持される直売所として愛される田布施地域交流館(以下交流館)。

平成14年から一貫して生産者さんとともに、我々消費者に安心・安全と愛情あふれるヒューマンサービスを提供してきた交流館も、昨年からのコロナ禍においては思うように活動は出来ず、丸山さんをはじめ交流館のメンバーの方々も、もどかしさを感じることもあるようです。

ただ、そうした中でも毎日朝からいつものように、多くの来場者を迎え、交流館が例年通り運営できている秘訣は、

これまで、関わる全ての人たちに届くようにと愛情を込めたオリジナリティ溢れるサービスを、メンバーお一人おひとりが考えながら実践し、

全ての人にとってかけがえのない存在になったからではないでしょうか。

今、全国的に移動も制限され、一部の業種は縮小運営をしなければならない。

特に、緊急事態宣言などの出ている地域では、何が良くて何が悪いかも分からない状態のまま、経済活動を制限されている人がたくさんいます。

そうした中で、この田布施地域交流館のみなさまのように、関わる人々が少しでも喜ぶような、笑顔になるようなヒューマンサービスが

地域や商圏、産業や組合、やり方や考え方の違いなど、様々な障壁や垣根を乗り越えて、全ての人に提供できるようになれば、

少しでも社会が豊かになる。

そうしたことを創立当時から、ずっとずっと実践されてきた丸山さんのお話からは、サービスを超えた人間らしい自然な魅力、

ヒューマンパワー

を強く感じることができました。

そんな丸山さんはじめ、田布施地域交流館を支援したいを思われた方は、以下のサイトから交流館の商品、特産品を購入することができます❣️

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是非ぜひ、田布施地域交流館をご支援いただきまして、

コロナ禍が明けたら、交流館のイベントを狙って、田布施町を堪能しにきてくださいね〜!!

※『人物百景@たぶせ』は、菊名池古民家放送局(https://www.kominka.tv)から暖簾分けを受けた、まちで生きる人を取材して、まちをより深く知るためのコーナーです。

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